
夏の読書(感想文) オススメの一冊📖
いやしの森から、
こんにちは🍀😊🍀
夏休み、お盆休みが近づいています。
大雨や猛暑などで、外出できない日もあります。
子どもさんたちは、夏休みといえば、<読書感想文>という、ならではの宿題が。
今回は、
この夏、大人にも子どもにもオススメしたい、本のご紹介です。
↓
📖『ビルマの竪琴』
(竹山 道雄 著)
映画でご存知の方もいらっしゃると思います。
市川崑 監督によって、2度映画化されています。
タイトルの 「ビルマ」とは、現在のミャンマーのことです。
著者の竹山道雄 氏 は、東大教養学部の教授をしたこともある、ドイツ文学研究者であり、文学者でもあります。『アルプスの少女 ハイジ』の翻訳もしています。
先生をしている時代に、多くの教え子が戦地におくられる経験から、このようなことが繰り返されることのないようにとの強い思いで、『ビルマの竪琴』が書かれたそうです。
この『ビルマの竪琴』は、竹山氏が、『赤い鳥』という児童文学雑誌のために、はじめて書いた児童文学です。
当時の日本では、戦争が続き、子ども向けの雑誌などの出版が難しくなっていく状況でした。
その中で、戦地ビルマにいる人の物語を描き、平和を願うことを訴える作品を世に出しました。
そう容易いことではなかったと思います。
結果、この『ビルマの竪琴』は、戦後77年経った今も名作として読み継がれています。
竹山氏は、執筆当時、実際にビルマにいったことがなく、物語も頭で描いたフィクションです。
フィクションであるがゆえの現実ではありえない面白さ、ハラハラ・ドキドキする冒険の面白さも感じられます。
面白いだけでなく、人の心の深さや思いやりに、泣けてくるような場面もたくさんあります。
コロナパンデミックや自然災害や戦争…ここ数年の苦しい人間社会の状況をどのようにとらえ、どのように生きるか?
考えるべきときに、一つの有益な示唆を与えてくれる一冊と思い、オススメいたします。
児童文学 というカテゴライズではありますが、大人が読んでも読みごたえがあります。
親子で読んで (映画を見て)
、おしゃべりしたら、楽しいでしょうね☺️
私は、小学生の時にテレビで映画をみて、その後大人になってから本を読みました。
その後に、物語の舞台になっているミャンマーに旅にも行き、ミャンマーのお寺やお坊さんの修行を体験する機会にも恵まれました。
平和や平和の心を大切にすることのきっかけを、『ビルマの竪琴』からいただきました。
1冊の本や1本の映画が、人生に与える影響は、大きくて、不思議で、面白いですね✨
最後に、
いやしの森 amin のイベントのお知らせです😊
✴️7月30日
栗原先生 の【すごい❗️
読書感想文教室】
毎年、大好評の親子で受ける講座です。
読書感想文を、悩みやケンカの種にするのではなくて、一生の記念、感動の思い出にしちゃいませんか?
今年の夏、
みなさんに❗️
いい本との出会い、素晴らしい読書体験が訪れますように💞
Words by 赤月凪 亜優見